キャンプでよく使うスキレット。洗剤で洗ってはいけないという注意事項をよく聞きます。料理した後に洗剤で洗わないことには抵抗があるので私は毎回、洗剤で洗ってます。ニトリで買ったスキレットを使い初めて5年ほど経過しましたので、洗剤で洗っているスキレットの状態について書いていこうと思います。
スキレットとは
鋳鉄製の小さいフライパンのこと。いわゆる鉄製なのでとにかく頑丈。焚火での料理にも使えるのでアウトドアで活躍する調理器具です。
スキレットの使用方法
シーズニング
スキレットを購入して最初に行うことはシーズニング。新品のスキレットは錆を防止するためのコーテイング処理がされているのでそのまま料理に使わない方がいいです。
シーズニング手順
- スキレットを洗剤で洗う(家で使う洗剤とスポンジで十分)。
- 綺麗に水で流して水分をキッチンペーパーで拭き取る。
- ガスコンロでスキレットが青味がかった黒色になるまで熱する。
- スキレットが冷めたらサラダ油を薄く塗り、煙が消えるまで再度加熱する。
- スキレットが完全に冷めたら水洗いし、3〜4を2、3回繰り返す。
- 最後にクズ野菜を炒めると鉄臭さがなくなります。
シースニングにはこちらが便利↓
スキレットを使った料理
アヒージョ
キャンプ料理の定番アヒージョ。いろいろな具材で楽しめます。
カマンベールチーズのアヒージョ
ちくわのアヒージョ
アヒージョにはこれを入れておけば美味しくなること間違いなし!
詳しくはこちらのブログで↓。
鉄板ナポリタン
冷凍食品のナポリタンを電子レンジで温めた後、スキレットに少量のオリーブオイルとニンニクを入れて炒めます。食べる直前に卵を流し込むと喫茶店の鉄板ナポリタン風に仕上がります。
スキレットのメンテナンス
スキレットは洗剤で洗う
スキレットの使用後は洗剤で洗います。アヒージョなどの匂いの強め(主にニンニク多め)で、油を使った料理で使用することが多いので、きちんと洗剤で洗い、汚れと匂いを取る必要があると考えるからです。
メンテナンスの注意点
水分は完全に飛ばすこと
洗った後は水を拭き取り、ガスコンロで水分を完全に飛ばします。水分が残っていると錆の原因になります。
油で薄く塗ること
水分を完全に飛ばした後、スキレットが冷めたら油を薄く塗ります。
スキレットと空気の間に油の層を作ることで鉄と空気が直接触れることを防ぎ、錆防止になります。
スキレットを育てるとは?
よく「スキレットを育てる」とか「鉄を育てる」ということを聞きます。油を塗り続けることでスキレットが黒くなることを「育てる」と言います。そして、「育つ」過程で洗剤で洗ってしまうと油の層まで洗い流されてしまい、台無しになるというのですが、洗剤で洗っても油の層まで洗い流されることはありません。
洗剤で洗い続けたスキレット
使用した後に洗剤で洗っているスキレット。
黒いです。
しっかりとシーズニングすることでできる油の層は洗剤で洗った程度では洗い流されることはありません。洗い流されるのは汚れと臭いだけです。
洗った後は水分を飛ばして薄く油を塗っておくことで錆ることもないです。
まとめ
大事なことは3点。
- 使い終わったら綺麗に洗うこと
- 洗った後は水分を完全に飛ばすこと
- 薄く油を塗って保管すること
そして頻繁に使うこと。使うことでスキレットは育ちます。
ちなみに肉がくっつかないのはスキレットの温度と表面のでこぼこの問題です。よく熱して、油返しすることでくっつかなくなります。「育った」からではないです。
スキレットに油を塗るのは錆防止のためです。だから、洗剤で綺麗に洗って、水分を飛ばして、薄く油を塗るのです。