大学卒業後、新卒で社会人生活をスタートし4回転職しました。40代での転職も経験しましたが、「転職に成功」と言えるかは微妙です。今回は40代営業職のリアルな転職事情を複数回に分けて書いていこうと思います。
転職は厳しい
会社で嫌なことがあったり、会社から求められていないと感じて落ち込んだり、コロナ禍の在宅勤務で現状を見つめなおしたりすると、「環境を変えること」を考えようかなっと思うことがあるかと思います。グーグルで「40代 転職」と検索すると、輝かしい成功体験を紹介する広告や記事がたくさん出てきて、悩んでいる自分の背中を押してくれているように感じます。でも、騙されないでください。40代での転職はかなりの覚悟が必要です。
職歴と転職の経験
転職は年齢問わず、かなり厳しい選択です。年齢が上がるにつれて厳しさは増す一方なので自分の能力や実績に自信がないのであれば、私の経験上、転職はオススメしません。
今までの職歴
- 22歳:大学卒業後、新卒で東証1部の大企業(従業員30,000人)に入社
- 30歳:1回目の転職。東証1部(従業員2,000人)の中堅企業に入社
- 39歳:2回目の転職。マザーズ上場(従業員60名)のベンチャー企業入社
- 43歳:3回目の転職。未上場(従業員15名)の小規模企業入社
- 44歳:4回目の転職。未上場(従業員100名)のベンチャー企業入社
今までの転職活動
基本的には転職エージェントを利用してきました。
- 1回目の転職:リクルート系の転職エージェント
- 2回目の転職:リクルートエージェント
- 3回目の転職:Wantedly
- 4回目の転職:リクルートエージェント、ギークリー、BizReach、知人の紹介
転職エージェントや転職サイトの特徴(主観です)
リクルートエージェント:とにかく求人が多い。
ギークリー:ベンチャー系に強いです。
Wantedly:自分の経歴に自信がある人には有効。
BizReach:登録だけしておいて、求人をチェック。
転職エージェントの活用
1回目の転職活動では、転職エージェントの担当者と何回も面会したり、勉強会やセミナーにも参加しました。
40代になってからは、転職エージェントには求人紹介と書類選考、面接、合否関連の連絡窓口という部分を求めました。自分より若い担当者からのアドバイスは意見として参考にはしますが、変なプライドが邪魔をし、素直に受け入れることは難しいです。
転職エージェントの一言一言を真に受けてはいけません。
転職エージェントの担当者は必ずこう言います。
「〇〇さんの経験であれば、きっと内定は取れると思います。ただ、年齢があがると書類選考通過率が下がるため、できるだけたくさんの応募をしてください。」。
たくさんの求人をもってきて、できるだけ多く応募してもらおうとします。これは、個別に用意した求人ではなく、あらかじめ用意されているテンプレート的なものです。
冷静に考えればわかるのですが、転職エージェント担当者は、「何人入社させたか」ということを会社から求められています。
KGIは入社させた人数で、そのためのKPIは求人紹介数です。
あからさまに求人を紹介するだけでは芸がないので、なんとなくコンサルっぽいふるまいをするだけです。
たくさん求人票を見せられたからといって、「あっ、自分って転職市場で結構人気あるんだ。」と、騙されないでください!書類通過率が低いからたくさんの求人票を見せているだけです。
40代の書類選考通過率
私の場合、100件応募して10件通過の書類選考率10%程度でした。かなり厳しいですが、それでも、いい方だと思います。ほとんど書類選考には通過しないと思ってください。それぐらい、40代での転職は厳しいです。
書類選考通過10%の要因とリアルな面接についてこちら↓のブログです。