一般社団法人日本オートキャンプ協会(Japan AutoCampingFederation:通称JAC)が開催している「公認オートキャンプ指導者インストラクター資格認定講習会」を受講してみました。講習会の雰囲気や感想などを書いていきますので、受講を考えている方は参考にしてください。
日本オートキャンプ協会とは
ホームページには、「(社)日本オート・キャンプ協会では、キャンプ場の指定、キャンプクラブの育成、キャンプ講習会の開催、キャンプ指導者の育成、キャンプ情報の提供、関連諸団体との交流、関連業界への助言、などの活動をとおして、我が国における「安全で楽しいキャンプの普及」に努めています。」と書かれています。
https://www.autocamp.or.jp/jac/
歴史は古く1969年に、オートキャンプの普及を目的として作られた旧運輸省(現国土交通省)の認可団体とのこと。
公認オートキャンプ指導者インストラクター資格認定講習会
2012年6月12日(土)、13日(日)に開催された公認オートキャンプ指導者インストラクター資格認定講習会を受講してみました。今までは年1回、毎年冬に東京会場で開催されていたのですが、コロナの影響で前回よりオンラインでの開催となってます。
なぜ受講したのか?
理由は、オートキャンプについての知識を体系的に学び、資格保有者としてSNSやブログで情報発信しようと考えたからです。「キャンプが趣味」だけでなく、資格保有者であるということはアピールポイントです。また、オンラインでの開催になったので、2日間会場にいく必要がなくなったことも受講を後押しした要因。
なぜオートキャンプ協会を選んだのか?
自分のキャンプスタイルは車+キャンプのオートキャンプなので、オートキャンプ協会が主催する講習会を受講することにしました。
講習会の内容
講義 8科目
2日間の講義(座学)です。今回はZoomを活用したオンラインでの講義でした。講義は8科目あり、アウトドア業界では有名な方が講師として自身の経験を交えてお話ししてくれます。
講義(8科目)
- オートキャンプ概論
- オートキャンプ指導論
- 環境保全行動論
- オートキャンプ場概論
- オートキャンピングカー論
- 安全管理論
- コミュニケーションワーク
- オートキャンプ生活技術論
講師についてはオートキャンプ協会のホームページを参考にしてください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/jacseminar
テキストは1週間前には自宅に届きます。講義は、講師が作成した資料で進んでいきますが、試験はテキストから出題されるので、講習会の前に一通り読んでおいた方がいいです。
試験
試験は選択問題と記述問題で制限時間は50分です。記述問題は出題されたテーマについて自分の考えを書くという内容です。難しいテーマではないので、時間配分に注意すればクリアできると思います。不合格の場合、後日、再試験が行われるようです。
参加者との交流
8科目の講義とは別に参加者同士で交流する時間があります。
前夜祭
前日の金曜日18:00〜19:00でオンラインで開催されます。自己紹介と簡単なゲームで参加者との交流を図るイベントです。Zoomの接続確認も兼ねてますが、参加は必須ではないので、「交流」が苦手な方は参加しなくてもいいと思いますし、途中退席も可能です。私は自己紹介だけ参加して、退席しました。
「自慢のキャンプ道具を紹介する」というお題での自己紹介でした。私はいつもテーブルに置いてあるものとして、SOTOのガストーチを紹介しました。
交流タイム
初日の講義の合間に3回の交流タイムが設けられてます。約20分間、事務局側で作った4〜5人のグループで交流をします。主に自己紹介とフリータイムです。グループの中に仕切りができる人がいるといいのですが、仕切りが苦手な人が集まってしまうと、微妙な空気が流れてしまいます。こちらは必須参加で、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使って行われます。
交流はあまり得意ではないので、話のネタになるようにとZoomの背景写真を自分の車の写真にして、聞かれたら答えるようにしました。
受講費用
受講費用は25,000円(税込)です。テキストの送料が370円かかります。
受講費用には日本オートキャンプ協会への個人会員入会金と年会費も含まれます。講習会を受講すると同時に日本オートキャンプ協会の個人会員になります。
JAC公認オートキャンプ指導者
2日間の講義とテストを終えて約1週間後にメールで合格の連絡がきました。これで、公認オートキャンプ指導者を名乗ることができるようになります。
(資格者証の到着はもう少し後になるとのこと。)
JAC公認オートキャンプ指導者は何ができる?
JAC公認指導者インストラクターと名乗ることができ、キャンプイベントなどでインストラクターとしての活動ができます。また、オートキャンプ協会からインストラクターとしてイベントの支援依頼が来ることもあるようです。
まとめ
今後、JAC公認指導者インストラクターを名乗って活動するようになると責任も発生すると講師の人が言ってました。それを聞いて、2日間の講義だけで責任を持って指導ができるのかと疑問に感じました。正直、今の自分には「責任を持って指導する」ということは難しいと思いました。
試験には合格しましたが、JAC公認指導者インストラクターを名乗り、インストラクターとして活動していくには、まだまだ、色々と勉強と経験を重ねていく必要があると感じました。
公認オートキャンプ指導者インストラクター資格認定講習会は年1回(または2回)しか開催されません。タイミングを逃すと1年間待たないといけなくなります。興味のある方は受講機会を逃さないように注意してください。2021年秋開催については7月頃に確定するようです。
2022年春開催は、2022年2月5日(土)から2022年2月6日(日)の2日間で決定。オンラインでの開催です。
おまけ
キャンプの資格は日本オートキャンプ協会以外でもあります。
公益社団法人日本キャンプ協会
キャンプインストラクター、キャンプディレクター2級、1級と3つのプログラムが用意されてます。実技講習もあるので、日本オートキャンプ協会よりも実践的かもしれません。(今はコロナの影響で実技は無いようです。)機会があれば、こちらも受講してみようと思います。
日本バーベキュー協会
バーベキューインストラクター検定試験で、初級、中級、上級の3つのプログラムが用意されています。初級バーベキューインストラクター検定試験を受講しましたが、バーベキューの楽しみ方やおいしいお肉の焼き方などを教えてくれて役に立ちました。
アウトドア検定
アウトドア検定は2級と3級があります。試験はオンラインで4択問題です。アウトドア検定の公式問題集が販売されており、試験はそこから出題されます。比較的合格率は高いと思います。問題集には解説がついていないので、疑問に思った点は自分で調べる必要があります。